東京都港区内の某ホテルで開かれたパーティーに参加した宴会客が下痢や腹痛、発熱といった症状を訴え、少なくとも5人(11日現在)の便からノロウイルス(小型球形ウイルス)が検出されていたことが12日、分かった。みなと保健所(同区)によると、男性患者1人が入院。患者らは現在、全員が快方に向かっているという。保健所では同ウイルスによる食中毒の可能性もあると見ており、感染経路の特定を急いでいる。
保健所によると、病院で手当てを受けた患者は24〜55歳の男女42人にのぼる(11日現在)。
パーティーは3日にあり、150人が参加した。その後、同ホテルは5日に患者が出たことを保健所に通報。パーティーのあった宴会場と、パーティーで出された和洋中の食事を作った調理場の使用を自粛している。同ホテルでは従業員に手洗いの徹底などを呼びかけている。(izaニュース 1112日)

昨年12月、東京都豊島区内のホテルで起きた436人の集団感染で、一人の女性が嘔吐し、そのじゅうたんの上を歩いた客や従業員が次々と感染したことは、まだ記憶に新しいことです。

国立感染症研究所感染症情報センターの安井良則主任研究官は、後始末で中性洗剤を使ったため、消毒が不適切だったとし、その上、ふきとり後、掃除機で吸引したので、掃除機の排気を通して、ウイルスが空中にばらまかれたと推察してらっしゃいます。(izaニュース 10月19日)

ノロウイルスは、汚染された食材が原因で感染する場合や人の手を介した接触感染の他に、嘔吐物や下痢便が床などに飛び散り、その飛沫を吸い込むことで感染するケースもあります。

ノロウイルスの感染予防の基本は、石鹸を使い、温湯による流水での手洗いと塩素系漂白剤や加熱による消毒です。調理や配膳、食事の前やトイレの後の手洗いには、手を洗うことが大切です。患者発生後に、感染を防ぐには、患者の嘔吐物や便を汚物内のウイルスが飛び散らないように、マスクや手袋を着用して、静かにふきとって処理し、塩素系漂白剤で消毒します。患者のおむつ、ふきとりに使用したペーパー、雑巾などはビニール袋に密閉して廃棄します。

参考:国立感染症研究所感染症情報センター ノロウイルスに関するQ&A (厚生労働省)

http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/dl/040204-1.pdf

ノロウイルスに対する抗ウイルス剤はありません。下痢止めは病気の回復を遅らせることがあります。ウイルスの潜伏期間は24〜48時間で、主症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛で、発熱は軽度、感染しても発症しない場合や軽い風邪のような症状の場合もあります。

ノロウイルスに限らず、いわゆる胃腸風邪のような症状は、漢方薬で改善されます。また、ウイルスが体内に入ると免疫が働き始めますが、細胞賦活用薬ルミンAは、マクロファージを活性化し、免疫力を高めます。

嘔吐や下痢は、消化管内の食積(しょくせき・飲食物の停滞)や胃内停水(いないていすい・水の停滞)やそれに伴う消化不良も原因のひとつとなるので、忘年会、クリスマスなど、楽しいイベントも増えるこれからの時期、暴飲暴食にはくれぐれも気をつけましょう。



2007.11.14 Wed l ニュースより l COM(0) l top ▲

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