小学四年−中学一年の一般児童・生徒七百三十八人に医師が面接して診断した北海道大研究チームの調査で、うつ病とそううつ病の有病率が計4・2%に上ったことが、分かった。これまで質問紙を郵送する方式では例があるが、医師が面接する大規模な疫学調査は国内初という。
有病率は、中学一年(総数百二十二人)に限ると10・7%に上った。研究チームの伝田健三・北大大学院准教授(精神医学)は「これほど高いとは驚きだ。これまで子供のうつは見過ごされてきたが、自殺との関係も深く、対策を真剣に考えていく必要がある」としている。
調査は今年四−九月に北海道内の小学四年から中学一年までの児童、生徒計七百三十八人(男子三百八十二人、女子三百五十六人)を対象に実施。調査への協力が得られた小学校八校、中学校二校にそれぞれ四−六人の精神科医が出向き問診、小児・思春期用の基準などに基づき診断した。
それによると、軽症のものも含めうつ病と診断されたのは全体の3・1%、そううつ病が1・1%。 学年別でみると、小学四年で1・6%、同五年2・1%、同六年4・2%と学年が上がるほど割合が高くなった。
就寝・起床時間や一日のうちに外で遊ぶ時間、テレビ視聴時間、ゲームをする時間、朝食を取るかどうか、など生活スタイルについても尋ねたが、分析の結果、関連はみられなかった。
これとは別に、高機能自閉症などの「高機能広汎性発達障害」や、注意欠陥多動性障害(ADHD)が疑われたケースが2・6%あったが、日常生活や発達歴に関する情報がないため明確な診断には至らなかった。
うつ病やそううつ病と診断された児童、生徒の親らには、症状に応じて医療機関の受診を勧めるなどしたという。中日新聞10月9日
また、こんな新語も見つけました。「のむ・うつ・かう」。朝日新聞のコラム『天声人語』が2007年6月に紹介したもの。かつての「飲む打つ買う」は、酒、博打、色事など男性が道楽の限りを尽くすことを意味していたが、今では「のむ」=「胃腸薬、胃カメラを飲む」、「うつ」=「鬱病にかかる」、「かう」=「宝くじを買う」である。格差社会の中で「負け組」となった大部分の庶民には、宝くじに希望を託す以外に、「勝ち組」の連中のような大儲けをする手段は残されていない、と天声人語子は嘆いている。(新語探検 著者:亀井肇 / 提供:JapanKnowledge )
のむについて:過度の緊張やストレスにより、交感神経が亢進し、食欲不振という症状が現れます。交感神経が亢進したままでいると、次は、副交感神経の働きが過剰になって、胃酸の分泌が活発になりすぎて、胃痛、胃潰瘍の症状が現れます。そのため、胃腸薬を服む、胃カメラをのむということになります。
うつについて:うつもストレスが原因です。
現代社会の大人も子供も、心身が蝕まれているといえます。
興味深いコラムを見つけました。http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/living/health/86512/
精神科医の香山リカ先生は、「自分への採点を厳しくしすぎず、気晴らしなどで発想を前向きに切り替えること」がストレスの対処法とおっしゃっています。ストレスの発散のために、食べて、呑んで、ダイエットという新たなストレスが加わってはね・・・。現代社会で生きることは、なかなかむずかしいものです。