内閣府が二十九日付で発表した男女共同参画社会に関する世論調査で、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」という固定的な考え方に反対する人が52%となり、一九九二年以降の調査で初めて半数を超えた。
七九年に旧総理府が実施した同様の調査では賛成73%、反対20%だった。ただ今回の調査でも、妻が食事の支度をしているとの回答は85%に上り、理想と現実がかけ離れていることが浮き彫りになった形だ。内閣府は「分野によっては男女の平等感が強まっているが、固定的な意識は依然強い」と分析している。
「妻は家庭」に反対と回答した人は、前回から3ポイント増えた。男性は賛成が51%、反対が46%だったが、女性では反対57%、賛成40%と逆転した。「反対」を世代別にみると、四十代が59%で最高、七十歳以上が38%と最低だった。
社会全体の男女の地位については「男性が優遇されている」が前回よりやや減ったものの73%に上り、「平等」は21%。「女性が優遇されている」は4%だった。一方、家庭生活での地位をみると「男性優遇」が48%、「平等」が42%でほぼ並び、「女性優遇」は8%だった。
調査は今年七−八月に全国の成人五千人を対象に面接で実施、三千百十八人から回答を得た。中日新聞2007年9月30日 朝刊
「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」という固定的な考え方に反対する人が52%となり、半数を超えていますが、妻が食事の支度をしているとの回答は85%という結果です。表向きは変わったようでも、女性の地位は昭和の時代と何ら変わりはありません。仕事に、家事に、子育てに、働く女性の負担が増えています。一生懸命であるが故に、心や体に歪みの出てくる女性も多いことも事実です。御主人や御家族の労いの言葉が一言あれば、僅かの理解や協力があれば、どんな薬よりも健康を取り戻す力となるはずなのにと、とても悲しく思っています。






