2009.06.25
薤白(がいはく)はらっきょうなり
先月漬けたらっきょうの甘酢漬が美味しく漬かっています。「梅玄米酢」のおかげです。よろしければ、高田屋伊東薬局にお越しの際、お召し上がり下さいませ。
らっきょうは主に酢漬にして頂きますが、食用にする鱗茎をそのまま、あるいは湯通しして乾燥したものを薤白(がいはく)と呼び、漢方処方に用いられたり、火傷に外用として使われたりします。(渡邊武著「平成薬証論」より)
薤白について
本草綱目より
寒熱を除き、水気を去り、中を温め、結気を散じ、羹に作りて食べば、病人を利す
諸瘡、風寒水気に中りて腫痛するに擣て之を塗る
煮食すれば寒に耐え、中を調い、不足を補し、久痢冷潙を止め、人を肥健にす
洩痢下重を治し、能く下焦陽明の気滞を除き、少陰病の厥逆洩痢及び胸痺刺痛を治し、気を下し、血を散じ、胎を安んず
虚を補し、毒を解す
本草備要に曰く
辛苦温滑にして、中を調え、陽を助け、血を散じ、肌を生じ、下焦大腸の気滞を泄し、泄痢下重、胸痺刺痛、肺気喘急を治す
胎を安じ、産を利し、湯火傷に塗る
薬徴に曰く
心胸痛くして喘息咳唾するを主治するなり
旁ら背痛、心中痞を治す
方伎雑誌より
五月根の實したる時採り、二つ割りにしてよく干して置き、用に臨み小口より切り用ふべし
痰飲、胸痺、肩背の痛み等には洵(まこと)に聖薬也
以上、諸説の教ゆる所によれば、本薬は温性解凝薬にして心臓性喘息、心臓神経痛等を主治する特能ありと云うべし(湯本求真纂著「皇漢医学」より)
お客様から頂戴した小梅を「ゴールド海の精」で漬けました。水があがってきています。今年も瓶干し梅干にしてみようと思っています。
らっきょうは主に酢漬にして頂きますが、食用にする鱗茎をそのまま、あるいは湯通しして乾燥したものを薤白(がいはく)と呼び、漢方処方に用いられたり、火傷に外用として使われたりします。(渡邊武著「平成薬証論」より)
薤白について
本草綱目より
寒熱を除き、水気を去り、中を温め、結気を散じ、羹に作りて食べば、病人を利す
諸瘡、風寒水気に中りて腫痛するに擣て之を塗る
煮食すれば寒に耐え、中を調い、不足を補し、久痢冷潙を止め、人を肥健にす
洩痢下重を治し、能く下焦陽明の気滞を除き、少陰病の厥逆洩痢及び胸痺刺痛を治し、気を下し、血を散じ、胎を安んず
虚を補し、毒を解す
本草備要に曰く
辛苦温滑にして、中を調え、陽を助け、血を散じ、肌を生じ、下焦大腸の気滞を泄し、泄痢下重、胸痺刺痛、肺気喘急を治す
胎を安じ、産を利し、湯火傷に塗る
薬徴に曰く
心胸痛くして喘息咳唾するを主治するなり
旁ら背痛、心中痞を治す
方伎雑誌より
五月根の實したる時採り、二つ割りにしてよく干して置き、用に臨み小口より切り用ふべし
痰飲、胸痺、肩背の痛み等には洵(まこと)に聖薬也
以上、諸説の教ゆる所によれば、本薬は温性解凝薬にして心臓性喘息、心臓神経痛等を主治する特能ありと云うべし(湯本求真纂著「皇漢医学」より)
お客様から頂戴した小梅を「ゴールド海の精」で漬けました。水があがってきています。今年も瓶干し梅干にしてみようと思っています。
2009.06.22
夏至
昨日は二十四節気のひとつ、夏至でした。北半球では一年のうち、昼が一番長く、夜が一番短い日です。暦便覧には、「陽熱至極しまた日の長きのいたりたるを以て也」と記されています。
子供との朝の散歩中、立ち寄った長良川河岸には、よもぎが沢山生えていました。
早速摘んで、エネルギー塩と一緒に入れて、足湯をしています。よもぎが香って、身体も温まります。
じめじめしてうっとうしい梅雨の時期には、漢方的アロマテラピー、敬震丹がおすすめです。
敬震丹は、気剤が多種類、量多く配合されており、香りの成分が神経の鎮静やストレスの軽減を図り、心身の健康を保たせようとしてくれる、古くからの和漢薬製剤です。噛みくだいて、香りを嗅ぐと、一層、効果的です。
子供との朝の散歩中、立ち寄った長良川河岸には、よもぎが沢山生えていました。
早速摘んで、エネルギー塩と一緒に入れて、足湯をしています。よもぎが香って、身体も温まります。
じめじめしてうっとうしい梅雨の時期には、漢方的アロマテラピー、敬震丹がおすすめです。

敬震丹は、気剤が多種類、量多く配合されており、香りの成分が神経の鎮静やストレスの軽減を図り、心身の健康を保たせようとしてくれる、古くからの和漢薬製剤です。噛みくだいて、香りを嗅ぐと、一層、効果的です。
2009.06.18
梅雨の日の出来事
夜明け前の急な腹痛で目が覚めました。窓の外から雨音が聞こえてきます。
昨日は暑くて、飲み物の量がいつもより多かったかも・・・、舌にはうっすら白苔、おなかをさすると少しは楽・・・、冷えの症状です。
早速、平滑筋を緩める漢方薬と「人参湯」をのみました。
「人参湯」は、人参、甘草、朮、乾姜の生薬で構成される漢方薬で、中焦(ちゅうしょう)、すなわち脾胃の機能を改善する働きがあるので、理中丸ともいわれています。
人参や朮は胃内停水を取り、甘草は脾胃の働きを補い、乾姜は腸の冷えを温めて、腹痛を解消します。
乾姜は生姜の根茎を蒸製したもので、生姜から水分が抜けて、辛味も強まっており、生姜の薬味薬性が辛温ならば、乾姜のそれは辛熱となり、腸の冷えが強い時は、乾姜の方がより有効です。
乾姜について
「神農本経」より
胸満、欬逆上気を主り、中を温め、血を止め、汗を出し、風湿痺を逐い、腸澼、下痢を逐う
「名医別録」より
寒冷による腹痛、中悪、霍乱、脹満、風邪による諸毒、皮膚間の結気を主治し、唾血を止める
上記の働きも、乾姜の温める力によるものです。
さて、朝の腹痛ですが、おかげさまで子供達を起こす前にはかなりよくなり、仕事もしています。
気温が高くなっても湿気が多く、そして郡上では雨が降って急に寒くなるこの時期は、おなかはすぐ冷えてしまうので、冷たいものや水分の摂り方には、充分気をつけようと思い知らされました。
でも、もし不養生してしまって、体調が思わしくなくても、漢方薬で、割と早く回復できます。岐阜県郡上市高田屋伊東薬局に、ご相談下さいませ。
参考:渡邊武著「原典に拠る重要漢薬・平成薬証論」
昨日は暑くて、飲み物の量がいつもより多かったかも・・・、舌にはうっすら白苔、おなかをさすると少しは楽・・・、冷えの症状です。
早速、平滑筋を緩める漢方薬と「人参湯」をのみました。
「人参湯」は、人参、甘草、朮、乾姜の生薬で構成される漢方薬で、中焦(ちゅうしょう)、すなわち脾胃の機能を改善する働きがあるので、理中丸ともいわれています。
人参や朮は胃内停水を取り、甘草は脾胃の働きを補い、乾姜は腸の冷えを温めて、腹痛を解消します。
乾姜は生姜の根茎を蒸製したもので、生姜から水分が抜けて、辛味も強まっており、生姜の薬味薬性が辛温ならば、乾姜のそれは辛熱となり、腸の冷えが強い時は、乾姜の方がより有効です。
乾姜について
「神農本経」より
胸満、欬逆上気を主り、中を温め、血を止め、汗を出し、風湿痺を逐い、腸澼、下痢を逐う
「名医別録」より
寒冷による腹痛、中悪、霍乱、脹満、風邪による諸毒、皮膚間の結気を主治し、唾血を止める
上記の働きも、乾姜の温める力によるものです。
さて、朝の腹痛ですが、おかげさまで子供達を起こす前にはかなりよくなり、仕事もしています。
気温が高くなっても湿気が多く、そして郡上では雨が降って急に寒くなるこの時期は、おなかはすぐ冷えてしまうので、冷たいものや水分の摂り方には、充分気をつけようと思い知らされました。
でも、もし不養生してしまって、体調が思わしくなくても、漢方薬で、割と早く回復できます。岐阜県郡上市高田屋伊東薬局に、ご相談下さいませ。
参考:渡邊武著「原典に拠る重要漢薬・平成薬証論」
2009.06.17
今年も、新生姜の梅玄米酢漬
今年も、新生姜を梅玄米酢で漬けてみました。

新生姜をスライスして、ひたひたの梅玄米酢に漬けるだけです。
今回は、去年、自然塩「ゴールド海の精」で漬けた梅干の赤紫蘇も入れてみました。
蒸し暑い毎日ですが、ついつい、冷たいものを食べ過ぎたり、飲みすぎたり、また水分を沢山摂りすぎたりすると、おなかが冷えて、胃腸の働きが弱ってきます。
生姜はおなかを温め、胃腸の働きを助けます。
高田屋伊東薬局店頭で、新生姜の梅玄米酢漬を、お客様に試食していただいております。
皆様に好評の美味しさの秘訣は、良質の醸造酢、自然塩を使っていることです。
「梅玄米酢」は、屋外かめ仕込みの天然醸造玄米酢に梅と蜂蜜が一年漬け込んであり、酸味もマイルドです。この時期は、青梅などでサワードリンクを作ったり、らっきょうを漬けたりなど、大いに活用できます。
「ゴールド海の精」は、伊豆大島の海を流れる海水だけを原料に、太陽と風と火の力を利用した伝統の自然製塩法によって生まれた純国産塩で、ナトリウムだけでなく、マグネシウム、カルシウム、カリウムをはじめ、健康保持に欠かせない少量微量の成分が、バランスよく含まれており、ただ塩辛いだけでなく、ほのかな甘味や旨味や苦味がある、とってもまろやかな味わいです。
食は大薬といいます。
詳しいお問い合わせは、岐阜県郡上市白鳥町高田屋伊東薬局まで。

新生姜をスライスして、ひたひたの梅玄米酢に漬けるだけです。
今回は、去年、自然塩「ゴールド海の精」で漬けた梅干の赤紫蘇も入れてみました。
蒸し暑い毎日ですが、ついつい、冷たいものを食べ過ぎたり、飲みすぎたり、また水分を沢山摂りすぎたりすると、おなかが冷えて、胃腸の働きが弱ってきます。
生姜はおなかを温め、胃腸の働きを助けます。
高田屋伊東薬局店頭で、新生姜の梅玄米酢漬を、お客様に試食していただいております。
皆様に好評の美味しさの秘訣は、良質の醸造酢、自然塩を使っていることです。
「梅玄米酢」は、屋外かめ仕込みの天然醸造玄米酢に梅と蜂蜜が一年漬け込んであり、酸味もマイルドです。この時期は、青梅などでサワードリンクを作ったり、らっきょうを漬けたりなど、大いに活用できます。
「ゴールド海の精」は、伊豆大島の海を流れる海水だけを原料に、太陽と風と火の力を利用した伝統の自然製塩法によって生まれた純国産塩で、ナトリウムだけでなく、マグネシウム、カルシウム、カリウムをはじめ、健康保持に欠かせない少量微量の成分が、バランスよく含まれており、ただ塩辛いだけでなく、ほのかな甘味や旨味や苦味がある、とってもまろやかな味わいです。
食は大薬といいます。
詳しいお問い合わせは、岐阜県郡上市白鳥町高田屋伊東薬局まで。
2009.06.15
「贖罪」 湊かなえ
「贖罪」(湊かなえ・著)田舎町で起きた美少女殺害事件。犯人の顔をどうしても思い出せない4人の少女たちへ投げられた激情の言葉が、彼女たちの運命を大きく狂わせ…。悲劇の連鎖の中で「罪」と「贖罪」の意味を問う、迫真の連作ミステリ。 (日販MARCより)
「告白」で、2009本屋大賞を受賞した湊かなえさんの最新作です。
負の感情のまま吐き出された言葉が伸びやかに成長するはずだった少女達の心に深い傷をつけてしまう、またまたとても怖いストーリーです。
贖罪とは善行を積んだり金品を出したりするなどの実際の行動によって、自分の犯した罪や過失を償うこと。罪滅ぼし。(大辞泉より)
罪を償わなければいけなかったのは、少女達ではないはずです。義母がよく私達を諭す時に使う「天に向かって唾を吐く」という言葉を思い出しました。
「告白」、「少女」、「贖罪」とこんな恐ろしい作品を上梓される湊かなえさんをテレビで拝見しましたが、想像よりも可愛らしい方で、それも驚きでした。
